ピアノにとっての良い環境とは?

日記

ピアノは生きものです。

こんにちは。ピアレントスタッフです。

11月も後半、気温が急激に下がり体調を崩しやすくなってきました。
温かくして風邪やインフルエンザの予防をしっかり行いたいですね。

私たち人間に過ごしやすい環境があるように、実はピアノにとっても良い環境というものがあります。

そもそも、ピアノは内部に木材や羊毛フェルトなど天然素材を使用していますので、温度や湿度など環境の急激な変化の影響を受けやすいものです。
例えば、過度な乾燥のや湿気は私たちは不快に感じると思います。
ピアノの場合、過度な乾燥や湿気はピアノの外装を変化させ、また内部アクションの動きが悪くなるなど様々な問題を引き起こす原因となります。

ピアノにとっての最適な温度・湿度は以下の通りです。

温度/15℃~25℃
湿度/40%~60%

ちなみに、私たちが快適と感じるのは…
夏:温度/25℃~28℃ 湿度/45%~60%
冬:温度/18℃~22℃ 湿度/55%~65%

とのことです。冷暖房を活用し、適正な室温を保ちましょう。
また、時々窓を開けて換気したり、カーテンで直射日光を防ぐ事も重要です。
適度な室内環境を保つことで、ピアノにとっても、演奏者にとっても良いコンディションを維持することに繋がります。

 

もうひとつ、この時期に気を付けるべきことがあります。
それは「床暖房」です。

先ほども述べた通り、ピアノには適切な温度があり環境によってコンディションが大きく変化してしまいます。
床暖房の仕様は長時間ピアノが温められてしまうため、調律しても音律が不安定になり、大幅な音の狂いの原因となります。
そのため、ピアレントでは床暖房のお部屋への設置は避けていただくようご案内しています。

やむを得ず床暖房のお部屋に設置する場合、断熱仕様の敷き物を敷くなど、なるべく床暖房の熱をピアノに伝えないようにすることが大事です。
尚、弊社サービスでは恐縮ながらお貸出しがないため、ピアノお届け前にお客様でのご用意をいただきますが、ピアノお届けの際に設置作業も一緒に行わせていただきます。

ピアノをレンタルする、もしくは購入であっても、搬入の前に設置部屋についてよく確認し、少しでも長く良い状態でピアノが使用できる環境づくりが大切です。

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