下見の必要性

ピアノについて
運搬作業

ピアノの運搬は専門業者が担当しています。

こんにちは。ピアレントスタッフです。
今日は最近よくお問合せをいただく、ピアノ搬入・搬出前の下見作業についてお話しいたします。

下見作業=作業内容や経路の事前確認

ピアノレンタルをご検討中のお客様の大半はご自宅にピアノを運び入れるのが初めての方です。
そのため、最も多くいただく質問は「ピアノは家(部屋に)入るのでしょうか?」という内容です。
ピアレントスタッフとしてある程度の知識は持っておりますが、実のところ、お話だけで判断するのは非常に難しいのがピアノの運搬作業となります。

住宅の作りや設置部屋、周辺の環境などはお客様によって本当に様々です。
実際に作業を行うピアノ専門業者の方に見てもらうのが一番早くて安全で確実!…ということで、ピアレントでは少しでもご不安のある方へは下見作業をお勧めさせていただきます。
(※下見作業は有料なのでご希望をお伺いして手配をしております。)

ピアノの運搬作業とは?

まず、基本的な運搬作業について。
ピアノ専門の運送会社様で使用するのは「2トン車のトラック」。作業員の方は2名(グランドピアノは3名の場合もある)で、人力で運搬作業をしています。

そして2階以上、もしくは地下室など階数が変わる場合には、この基本作業に追加作業として、「エレベーター作業」「階段作業」「2トン車のユニッククレーン作業」が発生します。

また、より特殊な作業として、作業員の人数を増やす(増員)、2トン車以外のクレーン作業(特殊サイズクレーンのチャーター)、パーツ等一部を外す(一部解体)、駐車場所から入り口まで距離がある場合の横持ち作業などがあります。

※基本作業・エレベーター/階段/ユニッククレーン作業については、ピアレントサイトの「配送について」で料金一覧を案内しております。ご参照くださいませ。(特殊作業については都度のお見積りとなります。)

ご利用ガイド|ピアノレンタルサービス「ピアレント」♪
ピアレントの仕組みや送料など、具体的なサービス内容についてご案内しております。

様々な作業事例

ここからは過去にお申込みをいただいたお客様で、実際にあった特殊作業の事例をご紹介します。

ケース①:クレーン作業時に障害物!

アップライトピアノを2階に設置したいとのことで、事前に下見をご希望いただいたお客様。
結果は、窓の前に電線が通っているため普段使用しているクレーン車では越えられず、大型のクレーン車両での作業が必要となりました。
3トン車のユニッククレーンを使用した作業で、特殊作業費として追加費用がかかりましたが、無事にお届けとなりました。

ケース②:お部屋までの経路に難所!

1階へアップライトピアノを設置希望のお客様でしたので、初めは基本作業で問題ないと想定しておりました。
しかし、細かくお話を伺うと、「玄関から廊下を曲がって部屋に入るので…」とのこと。
アップライトピアノの場合、正面から見た両側面を作業員の方が1人ずつ持って運びます。そのため、動線にクランク(曲がり角)があると曲がり切れないということがあるのです。
下見を行った結果、ピアノの側面を下にし、立てて運ぶことで無事搬入完了となりました。

ケース③:エレベーターに乗るとは限らない!

エレベーター作業の場合、積載人数・重量・形状がポイントとなります。
基本的に、積載人数が9人以上であれば作業は可能ですが、6~8人用になると難しくなってきます。

あるお客様の場合、エレベーターが8人乗りでしたので念のため下見をいたしました。するとエレベーター内の形状が横に広いタイプだったため、ケース②のようにエレベーター内で曲がりきらず入らないという結果に。最終的に階段での搬入作業となりました。

 

最後に

ここまでのケースはあくまでも一例です。集合住宅で「楽器可」となっていても、ピアノの搬入は想定されてない物件も稀にあるようです。過去に同じ物件でピアノの搬入があったかなどを確認するもの良いと思います。
また、レンタルピアノのご利用期間中に増築やリフォームをし、返却時に環境が変わったため下見の後に引取りとなったケースもありました。

今日の記事はこれからピアノ搬入を検討する方へ少しでも参考になると嬉しく思います。
それでは。

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